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歯を守るのに効く「最強の歯磨き粉はどれだ?」選手権がスイスで開催。その勝者とは?

Cavities

どの歯磨き粉がベストなのか問題

知覚過敏に効く!とか歯のエナメル質を守る!とか、近ごろはいろんな効能をうたった歯磨き粉が多く出てるわけです。ちょっと考えただけでも、具体的な商品名がいくつか頭に浮かびますわな。

 

 

ただし、そういった商品が「本当に効くの?」ってのは議論が分かれるとこで、意外とちゃんとした検証は行われてなかったりもします。ボディケア商品にはありがちな話ですが。

 

 

そんな状況下、「機能性をうたった歯磨き粉は本当に使えるの?」を調べたデータ(1)が出まして、かなーり参考になりました。

 



有名な歯磨き粉9種の効果をチェックした

これはスイスのベルン大学による実験で、有名な歯磨き粉のブランドを9種類ほどピックアップして、どれぐらい歯の表面のエナメル質を守ってくれるかをチェックしたもの。エナメル質の腐食や摩耗は知覚過敏に結びつきますんで、とりあえずこの点を調べとくのがベストなんですが。

 

 

具体的に調べたブランドは、センソダインやエルメックスなど。というと「日本の商品とは関係ないのでは?」といった声も出そうですが、有名どころの歯磨き粉の成分はそんなに世界中で変わりがなかったりします。たとえばセンソダインとかは、日本じゃ「シュミテクト」って名前で売ってますしね。

 

 

で、実際にどんな実験だったかというと、

 

  1. ヒトの歯から取ったエナメルを1日1回クエン酸にひたしてダメージを与える
  2. 人工の唾液と歯磨き粉を使ってエナメルをブラッシングする
  3. エナメルを乾かして、どれだけ表面にダメージを受けたかを調べる

 

みたいな感じです。現実的な歯磨きの状況を疑似的に再現したわけですな。

 

 

どんな歯磨き粉を使おうが効果は同じだった

さて、それから5日後の結果がどうだったかというと、

 

  • どの歯磨き粉を使ってもエナメル質の減り方には違いがなし!

 

だったそうな。どれだけいろんな機能を宣伝しようが、実際は普通の歯磨き粉(コルゲートのやつ)と効果は同じだったらしい。

 

どの歯磨き粉が特に優れいているという事実は見つからなかった。もちろん、中には歯のダメージが少ない商品もあったが、基本的にはどの歯磨き粉も同じ。統計的にはすべてそっくりだ。

 

ってことで、別に普通の歯磨き粉でもいいんじゃない?ってことらしい。うーん、そうだったのか。

 

 

まぁそれでも歯のダメージを防ぐ確率が上がる歯磨き粉の条件も一応はありまして、

 

  • スズが入った歯磨き粉は粒子が小さいので歯のダメージも少ない
  • フッ素入りはやっぱり虫歯には効く。ただしエナメル質の侵食には無力

 

とのこと。次からはスズに気を配ってみるか……。

 

 

 

結局、歯磨き粉より大事なことは他にある

そんなわけで、どうやら歯磨き粉に関しては「これを選べ!」ってのが決めづらい模様。研究チームいわく、

 

歯のダメージは様々な原因で起きる。もちろんブラッシングも原因のひとつだが、なにより大きいのは食事だ。現代社会においては、加工食品の普及によって、私たちの口に入るものはどんどん酸性のレベルが強くなっている。

 

たいていの患者は「虫歯になった」と思ってクリニックにやってくる。しかし、実際には、間違ったブラッシングと研磨剤入りの歯磨き粉でエナメル質を傷つけた上に、そこへ酸性の食事や飲み物で追い打ちをかけているのだ。

 

とのこと。加工食品を取ると口の中が酸性に傾くケースが多く、これが歯のトラブルの大きな原因になってることが多いんだ、と。結局は食事の選び方がもっとも大事って結論でありました。


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42才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。「パレオダイエットの教科書」と「服用危険」って本が発売中です。