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会話量が他より4倍も多い英語学習法「DME」が意外と楽しかったという話

Dme

  

ふと思いつきで「DME」というメソッドを使ったオンライン英会話を始めてみました。

 

 

DMEってなに?

こんなブログをやってると英語がペラペラに思われがちなんですが、わたしの英語力は英文は読めても会話ができない半端なレベルなんですね。日本における英語教育のゆがみを体現しております(笑)

 

 

そこで昔から気になっていたのが「カランメソッド」です。1960年代に生まれた学習方法で、決められたテキストに沿って高速で一問一答をくり返していくのが特徴。反復練習が多いため、他の学習法よりも会話量が4倍多いのがウリなんだそうな。ただし歴史が長いだけに例文が古かったり、難易度の調整に問題が多いのが難点であります。

 

 

いっぽうで2000年代に生まれた「DME」はカランメソッドの強化版と呼ばれてまして、より自然な例文と文法の教育に重点を置いているとのこと。まともに文法を学んだ経験がないわたしには最適なのではないかと思った次第です。

 

 

DMEをやってるオンラインサービス

DMEができるのはオンライン英会話のみ。いまのところ、

 

 

の3つぐらい。いずれもレッスン時間はヒトコマ25分です。イングリッシュメソッドが安そうに見えますが、最低単価だと月に受けられるレッスン量が少ないので現実的ではない感じ。どのサービスも1レッスン400〜480円ぐらいと考えておけばよいかと思います。DMM英会話 と比べると格段に高いのが難点ですねぇ。DMEはライセンス料が必要なんで、どうしても高くなっちゃうらしい。



 

 

 

初回からDME本編までの流れ

いろいろ考えた結果、運営がしっかりしてそうなイングリッシュベルにしてみました。DMEはカリキュラムがきっちり固まったメソッドなんで、教師の違いによって差が出なさそうなんですよね。

 

 

イングリッシュベルでは無料のお試しレッスンが2回ついてまして、1回目は現在の英語力を計るレベルテストから。「寿司のうまい握り方を教えてくれ」や「人生の目的は?」といった幅広い質問をされて難儀しました。そんなん日本語でも上手く答えられんわい。

 

 

その結果、わたしの英語力は「Upper Intermediate(中の上)」との評価でした。うーん、先は長い…。

 

 

続いて2回目からDMEがスタート。以下の動画のようにレッスンが進んでいきます。

 

 

「瞬間英作文トレーニング 」を高速でやってる感じですね。ネイティブのスピードで指示が出されるんで、ある程度は英語に慣れてないとビビっちゃうかも。

 

 

ただし質問自体は簡単で、

 

先生:Is this a door?

生徒:No, it isn’t a pencil, but it’s a pen.

 

ぐらいのレベルから始まります。システムを飲み込めてからはさすがに楽勝でしたが、フルセンテンスで答えなきゃいけないのがやや難しいところ。たとえば上の例文だと「 it isn’t a pencil, it’s a pen.」と答えちゃダメで、Noとbutをつけるまでやり直しになっちゃうんですな。いかに自分がテキトーな英語を使っていたかを痛感いたしました。

 

 

結論としては楽しい

いまんとこ5回のレッスンを受けてみましたが、なかなか楽しいです。気に入ったポイントとしては、

 

  • フロー状態に入れる:考えるヒマもなく質問を畳み掛けられるんで、脳が自然とフロー状態に入っていくんですよね。終わったあとはやたら充実感があっていい感じ。
  • ムダ話がゼロ:人見知りのせいでフリートークのレッスンが苦手なわたしには助かります(笑)逆に会話を楽しみたい方には不向きでしょうな。
  • 難易度の上がり方がよい:This is a penのレベルから始まって、5回目の段階で「複数形」の使い方にたどりつくぐらいの難易度設定。「簡単すぎるよ!」と思うかもですが、こういうのは本当の初歩からやっていくほうがモチベーションが続きますんで、わたしは満足しております。キングスライムを倒す前には、まずスライムとの戦いに慣れておかねばなりません(わかりにくい例え)。
  • テキスト不要:いちおう専用テキストもありますが、なくても問題なく進められます。というか質問が次々に来るんでテキストを見てるヒマがないっす。

 

といったところ。まだ初歩中の初歩の段階ではありますが、いまのところ満足しております。中盤あたりから難易度がグッと上がるらしいんで、ちょっと楽しみ。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。