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男女の友情は4倍壊れやすい!統計でわかった友情が終わる4つのパターン

Pinky swear

 

恋愛や友情の作り方に関する論文はかなり多いんですが、ありそうでなかったのが友情が終わる原因を調べた研究。近ごろフロリダ・アトランティック大学から出た論文(1)は、そのへんの疑問についてガッツリ調べていておもしろいです。

 

 

これは、アメリカの中学生410人を6年にわたって追いかけた研究で、全員の友人関係の移り変わりを年に1回ずつ調べたらしい。その結果、6年が過ぎても友情が続いたケースは全体のたった1%だったそうで、かなり友情の移り変わりは激しい模様。



で、すべてのデータをひっくるめた結果、友情が終わる原因として大きかったのは、

 

  1. 性別の違い:男女の友人は、同性の友人にくらべて4倍も別れる確率が高い
  2. 身体的攻撃性の違い:暴力的な生徒はやはり暴力的な生徒とつるむ
  3. 頭の良さの違い:だいたい成績が同じ生徒ほど友情は続く
  4. 好感度の違い:友人が多い人は友人が多い人と友情を結びやすい

 

の4つ。それぞれの要因が重なるごとに、友情が終わる確率は25〜43%ずつ高くなっていくらしい。

 

 

ここで面白いのは、性格のダメさは友情の持続期間とは関係がないところ。たとえば、どれだけ怒りっぽい人でも、友人も同じように怒りっぽければ友情は長続きするらしい。要するに、類は友を呼ぶってことですね。

 

 

研究者いわく、

 

先行研究のデータでも、学生たちが同じ性質を持った仲間たちと集まる傾向があることはわかっていた。今回の調査で、その原因があきらかになった。「差異」は友情に悪影響をもたらす。友人との間に衝突を引き起こし、共同作業をさまたげ、同じ喜びの共有を困難にし、気の弱い方の友人だけに迷惑がかかったり、社会的な地位の低い友人を搾取するような環境を生み出してしまう。「差異」は人間関係のつながりを乱すのだ。

 

とのこと。結局のところ、自分に似た人と付き合ったほうがストレスがなくてよさげですね。「でも、そもそも友人はどうやって作ればいいの?」って疑問については、「科学的に正しい友だちの作り方とは?」をご参照ください。って、人付き合いが悪いわたしが言っても、あんまり説得力がないですが。


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