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宗教やスピリチュアルが苦手な人のための瞑想本ガイド


世に瞑想の本は数多くありますが、やたらスピリチュアル臭がしたり、仏教系の専門用語が多くて難しいものも多かったり。というわけで、宗教とスピリチュアルが苦手な人(わたしのことですが)向けの、科学をベースにした瞑想本をまとめてみました。



 

 

なまけ者の3分間瞑想法

初心者向け瞑想本の古典。とにかく軽いノリで実践しやすい瞑想だけを紹介していく内容で、スピリチュアルや宗教とは無縁の即物さがよし。ただし、紹介しているテクニックの量が多すぎて、逆にとっつきにくくなってるのが難点。

 

 

からっぽ!

こちらも初心者向け瞑想本の良書。著者は元僧侶ですが、心を雲と空の例えで説明したりして、できるだけ仏教臭をおさえようとがんばった感じ。「なまけ者の3分間瞑想法」よりも自己啓発臭が少ないので、こっちのほうがいいかな。

 

 

サーチ! 富と幸福を高める自己探索メソッド


Googleが社員研修に導入している瞑想法の解説本。仏教よりも第三世代認知療法やEQ(エモーショナルクオリティ)の考え方をベースにしていて、ビジネス書やライトな科学書が好きな人向け。文章のノリが非常に軽いんで、サクサク読めます。

 

 

うつ・不安障害を治すマインドフルネス

日本におけるマインドフルネス心理療法の大御所が書いた一冊。瞑想法にとどまらず、うつ状態を治すためのワークが豊富で、いまもっとも新しい心理療法の基本テクニックをまんべんなく学べるのがよいところ。

 

 

脳を鍛えてブッダになる52の方法

邦題がちょっと軽薄ですけども、著者はハーバードの真っ当な心理学者で、仏教の知恵を現代科学に落としこむ研究をしている人。というと難しそうですが、内容はとても実践的でして、瞑想のほかにも感謝の心を鍛えるワークなども紹介されております。もうちょい理屈が知りたい方は、同じ著者の前作「ブッダの脳」がオススメ。

 

 

瞑想トレーニングで人生が変わる

こちらも邦題が軽薄ですけども、中身はちゃんとしたマインドフルネス瞑想の紹介本。1日8分の瞑想を8週間ほど続けていくトレーニングで、週ごとに具体的な指示がついていて実行しやすいのがよいところ。

 

 

4枚組のCDで実践する マインドフルネス瞑想ガイド

著者はマインドフルネス心理療法の超エラい人。ちょっと高い本ですが、CDにはマインドフルネス瞑想のくわしいガイダンスが入っていて、「具体的に瞑想の感覚をつかみながら実践したい!」って人にはよいと思います。わたしも、瞑想を初めたばかりのころは、カバットジン先生のガイドをよく聞いておりました。

 

 

まとめ

そんなわけで、宗教やスピリチュアルが苦手な人のための瞑想本ガイドでした。7冊ほど紹介しましたが、基本的にはどの本も根っこは同じことを言っているので、どれか一冊だけ買えば十分だと思います。あとは実践あるのみ。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。