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うっすら気づいてはいたが、やはり寝る前の一杯は仕事の効率を下げていた


いまだに禁酒実験は続いてますが、もっとも効果を実感できているのが睡眠の質の向上であります。


というのも、いままでは必ず目覚ましに頼って起きていたのが、禁酒を始めてからは、アラームが鳴る前に目が覚めるようになったんですよ。


寝起きの状態も快調でして、これまでは10〜20分ほどボーッとした後でカフェインを投入してシャキッとしいたのに、ベッドを出た直後から掃除や皿洗いをこなし、チャチャッとブログを書いたりできております。


もっとも、寝酒が体に悪いのは1970年代から実証されてきたことでして、実験によれば。飲んだ直後の寝つきこそ良くなるものの、アルコールが代謝されたあとは眠りが浅くなって、結果的には翌日のエネルギーを奪い去ってしまうんですな。(1) いままでは、そうと知りながらも「ストレス解消だからね」と言い訳をしながら飲んでいた次第です。


うーん、どうしよう。ここまでハッキリ自分に良い結果が出ると、いよいと「本気で酒を止めてもいいかな…」って気になってきました。(笑)


ちなみに、酒好きの方がいきなり晩酌を止めるのは不可能でしょうから、せめて寝る直前ではなくて、午後の早い時間(7〜8時ぐらい)には酒を済ませておくといいかもしれません。人体が代謝できるアルコールは1時間に0.25グラムなので(2)、度数が5%のビールを1本飲んだら、その後2時間半は寝ないほうがいい計算ですね。酒好きにはツラい量ですが、あきらかに翌日の調子は良くなりますよ。


photo credit: pixelhut via photopin cc
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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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