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パレオダイエットで「味覚」が変わるまでどれぐらいかかるの?

Tastebud

 

 パレオダイエットで嫌でも健康的なものしか口にできなくなる

パレオダイエットの教科書」を実践してくださった方からよく聞くのが、「味覚が変わった!」っていう感想であります。パレオダイエットを続けてたら、いつの間にかポテチやハムやケーキなどの味が濃く感じるようになり、自然と野菜やフルーツの量が増えていったというんですな。

 

 

それもそのはずで、もともとパレオダイエットは脳の暴走を鎮めるのが目的の食事法ですからね。しばらく続けていけば、嫌でも健康的なものしか口にできない体になっていく次第です(笑)

 

 

が、なにせ「味覚の変化」ってのは自分で実感しないとワケがわからないんで、このあたりがパレオダイエットに取り組む際の壁になってる感じもいたします。いったん脳が鎮まった状態を体験してみないと、「ラーメンを食べたい欲望がおさまるとは思えない!」って気持ちになっちゃうのが自然ですからねぇ。

 

 

この問題に関しては「ダマされたと思ってやってみて!科学的な証拠もあるし!ね!ね!」としか言えないんですけど、ある程度の目安がわかっておくと便利でしょう。というわけで、ここでは「ヒトの味覚ってどれぐらいで変わるの?」って話でも。

 

 



 

 2ヶ月で糖分の感受性が鋭くなる

まず参考になるのは、2016年にモネル化学感覚センターが行った実験(1)。健康な男女29人を対象にした研究で、半分の参加者は単糖類の40%を他の栄養素に変えてもらい、糖分の摂取量を3ヶ月ほど減らしてもらったんですね。

 

 

 それでどんな結果が出たかと言いますと、

 

  • だいたい1カ月あたりから「甘み」の感覚に変化が出始め、2か月目で糖分への感受性が鋭くなる!

 

 みたいな感じ。具体的には、単糖類を減らした参加者は「甘み」を必要としなくなり、砂糖がひかえめのプリンほど「美味い」と感じたそうな。

 

 

この「味覚の感受性」ってのはかなり重要な概念で、昔から肥満との関係がよく言われております。例えば2012年にBMJに出た論文(2)では、肥満体の子供ほど舌の感覚(甘みでも塩気でもなんでも)が鈍かったとか。太りやすいヒトってのは、そもそも味覚が変化してるわけですな。

 

 

1カ月で自然と塩が不要な舌に

続いて「塩味」に関する研究も見てみましょう。これに関しては長期研究がいくつかありまして、

 

  • 1年におよぶ介入実験では、たいていの参加者は4週間で減塩に慣れ始め、24週間で自然と塩の使用量が激減(1986年,3)
  • 14人を対象に半年の減塩生活をしてもらったら、1カ月ほどで舌が適応し始めて血圧も改善(2010年,4)

 

 みたいな感じ。やはりここでもおよそ1カ月が基準ラインって感じですかね。

 

 

まずは塩と糖の感覚を変えるのが大事

 こうなると、あとは「脂肪の好みは変わるの?」ってとこが気になるわけですが、残念ながら脂質(生クリームとか)の好みに関する変化を調べた実験はありませんで。

 

 

ただし、マイケル・モスの「フードトラップ」によると、脂肪への欲望は糖や塩と組み合わさったときに激増するんだとか。なので、とりあえずは塩と糖の感覚が変わればいいのではないかと思われます。

 

 

とりあえず30日をめどにチャレンジ!

 そんなわけで、以上の話をまとめると、

 

  • とりあえず1カ月やれば味覚が変わってラクになるぞ!

 

 って感じでしょうね。

 

 

もちろん、ヒトの食欲はストレスに左右される面も大きいので、いちがいには言えないわけですが、まずは30日をめどにパレオダイエットにチャレンジしていただけると良いのではないかと思います。ムダな食欲に振り回されない暮らしってのは、なかなかいいもんですよ。

 


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  1. 味覚が変わったからなのかわからないですが
    白米を食べるのをやめたら味覚が変わった気がします。
    ご飯に合うような食べ物を食べなくなりました。薄味でも大丈夫になりまして。

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40才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。あまりに不摂生な暮らしのせいで体を壊し、一念発起で13キロのダイエットに成功。その勢いでアンチエイジングにのめり込む。

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