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成功にもっとも必要な要素と言われる「グリット」の高さを判断する12の質問

Grit

 

近ごろの心理学で流行ってるのが「グリット」。「忍耐力」や「意志力」を合わせたような言葉で、2007年にペンシルベニア大学のアンジェラ・ダックワース博士が「成功には才能よりもグリットが必要だ!」と実証して大評判になったんですな。

 

 

なんせグリットが高い人は、

 

  • 結婚率が高い
  • 学歴が高い
  • 社会でも上の役職につきやすい

 

といった傾向がハッキリ出てまして、心理学界が盛り上がったのも納得と申しますか。さらに具体的には「成功するためにもっとも大事な要素と言われる『グリット』のお話」を読んでいただければ幸いであります。

 

 

そうなると「自分のグリットは高いのか低いのか?」って疑問がわいてくるんですが、ちゃんとダックワース博士が簡単な質問票を作ってくれておりました(1)。それぞれの質問に対して、

 

  1. まったく当てはまらない
  2. 当てはまらない
  3. どちらでもない
  4. 当てはまる
  5. とてもよく当てはまる

 

の5段階で点数をつけていけばOKであります。



 

▼自分のグリットを判断するための質問

  1. 重要な課題をやり遂げるために、複数の障害を乗り越えたことがある。
  2. 新しいアイデアや計画を思いつくと、それまでのアイデアや計画から気がそれてしまう。
  3. 自分の興味は毎年のように変わる。
  4. 困難があってもやる気は消えない。
  5. 特定のアイデアに短い間だけ熱中するが、すぐに熱が冷めてしまう。
  6. 自分は頑張り屋だ。
  7. 目標を設定しても、あとで変更してしまう。
  8. 数ヶ月かかるような計画に集中し続けるのは難しい。
  9. やり始めたものは必ず終わらせる。
  10. ゴールまで数年かかるような目標を達成したことがある。
  11. 数か月ごとに新しい目標や趣味ができる。
  12. 自分は勤勉だ。

 

▼採点方法

すべてに点数をつけたら、#2, #3, #5,, #7, #8, #11の質問だけは点数を逆にします(1=5、2=4、3=3、4=2、5=1にする)。そのうえで全ての合計点を12で割って平均点を出せばOKであります。

 

  • 平均が1:グリット度はゼロに近い
  • 平均が3より上:全人口の半分よりはグリットが高い
  • 平均が5:バリバリのグリット

 

というわけで、結果が3以上ならまずは満足な結果といえそう。わたしは3.5だったんで、まあまあな感じ。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。