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瞑想でワーキングメモリを鍛えるのに必要な期間は2週間



瞑想は頭を良くする!って研究はいっぱいあるんですが、2012年の論文を読んでみたら、マインドフルネス瞑想を1日20分ずつ2週間やればワーキングメモリの機能が向上するみたい。


ご存じのとおり、ワーキングメモリは情報を短い間だけ保存しておく場所。要は脳のメモ帳みたいなものでして、この機能がアップすればするほど頭は良くなるし、コミュニケーション能力も上がるなんて言われております。



で、この研究では、マインドフルネス瞑想を1日20分ずつ2週間やったところ、ワーキングメモリがよくなって実際にGRE(アメリカでは定番の教養試験)の成績があがったらしい。



ただ、瞑想中の脳の画像を見ると、情報を処理するエリアの活動が完全に静まっているのが不思議。脳が活性化することでワーキングメモリが鍛えられるわけじゃないみたいですね。

左が瞑想前で右が瞑想後。情報を処理する部分が暗くなっております。


ちなみに、ワーキングメモリまでいかずとも、1回20分の瞑想を週に4回やるだけでも集中力はアップするそうなんで、ぜひお試しください。もっとも、わたしはもう2年ぐらい瞑想を続けているのに、別にワーキングメモリが良くなった実感はないんですが(笑)。


関連:緑茶でワーキングメモリの能力が上がるらしい
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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。