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瞑想トレーニングを続ける人に超オススメしたい3冊

Meditation
 
 

「スタンフォードの自分を変える教室」とか「ハーバードの人生を変える授業」とか、ポジティブ心理学系の本を読むと必ずマインドフルネス瞑想の話が出てきて、瞑想トレーニングの重要さを痛感する昨今。ここでは、私が瞑想を続けるにあたって、いまも読み返すオススメ本をまとめておきます。




「サーチ・インサイド・ユアセルフ」チャディー・メン・タン

Googleが2007年から導入した瞑想プログラムの主催者が、具体的なカリキュラムの内容を書いた一冊。軽快な語り口で超読みやすいうえに科学的な考証もバッチリ。さすがGoogleだけあってカリキュラムが体系的で取り組みやすい。「瞑想中に目はをつぶるべきか開くべきか」なんて問題にまでちゃんと答えているのが素敵。初級から中級レベルまでカバー。


「ストレスに負けない生活―心・身体・脳のセルフケア」熊野 宏昭

瞑想というよりは新しい第三世代認知療法の解説本。ざっくり読めるわりに内容は濃くて、マインドフルネス瞑想が心身医療の現場に取り入れられている理由がよくわかってモチベーションが上がる。「リラックスは貯金できる」なんていう目ウロコな知識も多くて楽しい。特に初心者にオススメ。


「呼吸による癒し―実践ヴィパッサナー瞑想」ラリー ローゼンバーグ

ハーバード大の社会心理学者が、30年もの瞑想修行のすえに書いたガイド。仏教経典の記述に従って、瞑想が進んで心身が変化していくプロセスをくわしく教えてくれるありがたい一冊。文章はとても明快なんだけど、言ってることが深すぎて実感として理解できてない部分が多いもんで折にふれて読みなおすつもり。「混乱することがあなたの修行なのです。それがその瞬間のあなたの人生なのです」とか、ブルース・リーの名言にも匹敵するパンチラインも満載。



次点:「自分を変える気づきの瞑想法【増補改訂版】」アルボムッレ・スマナサーラ

スリランカ仏教の長老が書いた瞑想の教則本。「死体のモノマネをしろ」とか独特な教え方が味わい深くてよいんだけど、「瞑想をすれば誰でも簡単に成功できる」とか安いビジネス書みたいな記述がチラホラあるのが気にかかったので次点に。そのへんが気にならない人には十分にオススメできる内容。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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