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砂糖の誘惑に勝ちたければマインドバス・テクニックを使え!


言わずもがな、砂糖はダイエットの大敵。パレオダイエットでも「もっとも口にしてはいけない食べ物」として、食卓からの完全撤廃を推奨されるパブリックエネミー・ナンバー1の食材であります。が、砂糖をどうしても口にしたくなったときは、マインドフルネスのテクニックを使うといいよ!って研究が面白かったのでメモ。

Mindfulness Could Help Tame Your Sugar Temptations, Study Suggests | The Nutrition Post
マインドフルネスが砂糖の誘惑を抑える



マインドフルネスといえば、このブログでも瞑想関連の記事でよく出てくるキーワードで、超簡単に言えば「頭に浮かんだ思考や感情に流されず、ただその思考や感情を観察する」ことで、近ごろは新世代の認知療法の1つとして取り入れられている技術であります。


研究によれば、被験者を3つにわけてチョコレートの誘惑に抵抗してもらう実験をしたところ、マインドフルネスを採用したグループがもっともラクにチョコレートを食べずに済んだとか。


で、このときに使われたのがマインドフルネス系の認知療法ではおなじみの「マインドバス」というテクニックで、具体的には

「自分はバスの運転手で、心に浮かぶ思考をバスの乗客だと考える」

というもの。 今回の実験だと、例えば「チョコレートが食べたい!」という思考が浮かんだときは、その思考をいったんバスの座席に乗せちゃって、そのまま思考を別のバス停で降ろしてしまうわけですね。


というと何か子供だましなテクニックっぽいですが、このテクニックを使うと「チョコレートを食べたい!」って衝動がいったん客観化できるんで、無意識のうちにお菓子に手を伸ばしていつの間にか太ってるような事態を避けやすくなるんですな。私もパスタとかチーズを食べたくなったときは、ちょっと使ってみようかと思います。


ちなみに、当ブログでマインドフルネスについて書いた話は以下のとおり。やっぱ普段から瞑想の訓練をするのがマインドフルネスを鍛える鍵ですなー。

1回20分の瞑想を週に4回やるだけでも脳の機能は良くなるようだ | パレオな男




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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。